三菱カーボンブラックの製造工程
三菱カーボンブラックの製造工程
三菱カーボンブラックの製造工程と製品形態について説明致します。
カーボンブラック製造フロー
1)カーボンブラックの生成
約2,000℃までの耐熱性をもったレンガを内張した特殊な反応部に燃料と空気を導入し、完全燃焼させて1,400℃以上の高温雰囲気を形成します。そこへ、液状の原料油を連続的に噴霧して熱分解によりカーボンブラックを生成させています。
2)カーボンブラックの分離・捕集
生成したカーボンブラックは高温のガスとの混合物ですので、水を噴霧してカーボンブラック生成反応を停止した後、バッグフィルターによりカーボンブラックと排ガスを分離します。
3)粒状カーボンブラックへの加工
分離されたカーボンブラックは、撹拌タンク内で嵩密度を高めた後で造粒されます。
造粒方式には、水をバインダーとする湿式造粒法と、水を用いない乾式造粒法の2種類があります。
4)カーボンブラックの包装
サイロに貯蔵された製品はホッパートラック、フレキシブルコンテナ、紙袋などに充填して出荷します。
弊社製品の形態には粉状、フレーク状、粒状の3種類がございます。